ミナミヌマエビの寿命
ミナミヌマエビ淡水エビで体長は2~3cmほど、体が大きい個体はメスであることが多いようです。(メスは尻尾の裏のひだがオスより長いそうです)
自然界のミナミヌマエビは、春に誕生して、翌年の春に産卵、その年の夏の暑さで死んでしまうことが多いので、およそ1年半ほどの寿命といわれています。
水質と水温を一定に保たれた室内の飼育環境であれば、2~3年、生きることがあるそうです。
ミナミヌマエビの飼い方
ミナミヌマエビは雑食性ですが、おとなしい性質で、メダカとの混泳に向いています。
水温の適応範囲も5℃~28℃とメダカの適応範囲とも重なる部分があります。
ただ、高温水や、水質、ストレスに敏感なところもあります。
ミナミヌマエビの飼い方で気をつけたいチェックポイントは6つ。
① 水質 pH6.5~pH7.0(弱酸性~中性)
(飼育容器まわりでの虫除けスプレーや消臭剤の使用はNG)
② 水温 5℃くらいまでの低温には強いが28℃を越える高温には弱い。
③ 環境 急激な環境の変化に弱い。びっくりして死ぬこともあり。水合わせ重要
(急な水温の上昇、pHショック、輸送などの振動、大きな魚に追われるなど)
④ 酸素不足 過密飼育などでは、酸素不足になり、弱ってしまう。
(大きめの飼育容器を準備する、またはエアレーションを使うなど酸素の供給をする)
⑤ 水草 無農薬の水草を用意
(輸入物の水草は農薬を使用していることが多いので注意)
⑥ 餌 顆粒タイプの沈降性のある餌を1日1回2時間以内で食べきる程度
(コケや生体の餌の残りを食べたりするのでほとんど餌は不要なくらい。与えすぎに注意)
ミナミヌマエビの餌については、ちょっと面白いシーンがあったので添付します↓
たまたま見かけたので、スマホで撮影しました。
ミナミヌマエビが、水面に浮くメダカの餌を食べている様子です。
水草や、浮草を使って上手に、ちゃっかりメダカの餌を食べています。
これに気づかずに更にエビ用の餌を与えると、食べ残しが多くなり、水質が悪くなってしまいますね。
水草や浮草のあるなし、飼育している個体数などによって、餌の与える量は違ってくると思います。
飼育を始めてしばらくは、餌を与えてからどのくらいで食べきってしまうか、観察し把握しておくと安心ですね。
画像:Amazon
ヒメタニシの寿命と飼い方
写真:karimero
ヒメタニシの寿命
蓮の鉢の側面の苔を、ハムハムと食べ進むヒメタニシ。
ゆっくりゆっくり動く様子に何だか癒されます(^^♪
ヒメタニシは淡水域に生息する巻貝の仲間です。
一般的なヒメタニシの寿命は2~4年といわれています。
水草への食害はなく、濾過接触で水質浄化作用があり、卵胎生で、飼育容器の側面に卵を産みつけるようなこともないので、アクアリウムのお掃除生体として人気があるようです。
水草をかじって傷つけることなく、飼育水のプランクトンや有機物を吸い込んで濾過してくれる、さらにコケ取りまでしてくれて、手がかからずに飼育できるなんて、PR
ヒメタニシはなんて優秀な水槽のパートナーなんでしょう(^^♪
ヒメタニシの飼い方
ヒメタニシの触覚、かわいいですね。
左右両方ともまっすぐのびているのがメスで、右の触覚がくるんと曲がっているのがオスなんだそうです。
(上記の写真のヒメタニシは右の触覚が曲がっていますね、オスでしょうか)
繁殖させたい方は、オス・メス両方いるか、触覚でチェックしてみてるといいですね。
ヒメタニシの水温の適用範囲は5℃~28℃とミナミヌマエビと同じくらいです。
水質にも耐性があり、弱酸性から弱アルカリ性までと幅が広いです。
コケや底に沈んだ人工飼料を食べてくれる雑食性です。
(岩や側面のコケがきれいになっているときは餌が足りないかもしれないので、その場合は様子を見ながら、メダカの稚魚用の人工飼料を少し与えるといいそうです)
飼育環境における適応性の幅があり、育てやすいのですが、ひとつだけ注意点があります。
それは、高水温です。
30℃以上の高水温は要注意です。
夏の炎天下など水温が上がりそうな場合は、すだれや囲い、足し水などで、水温調節が大事になりますね。
飼育水 の中に含まれる酸素が不足すると、ヒメタニシは水面に顔を出して呼吸するそうです。
また、水質が悪化している場合は、蓋を閉じて、活動を休止するそうです。
ヒメタニシが水面から顔を出しているときや、底で蓋を閉じているときは、要注意ですね。
ヒメタニシからの水換えの合図、見逃さないようにしたいです(^^♪
はじめてのビオトープ・メダカのまとめ
写真:karimero
ご縁があって、メダカをおむかえしました。
はじめてのビオトープ。
底床の赤玉土や、水草、蓮の鉢の用意。
水道水のカルキを抜いて、飼育水を準備。
水質浄化とメダカのお友達(混泳)にと先に、ミナミヌマエビとヒメタニシをおむかえ。
最後に、メダカのおむかえ。
今現在、そしてメダカをビオトープにおむかえしてから2か月がたちました。
(2023年10月現在)
餌は1日1回。飼育水は様子を見ながら時々、足し水や水替えをしています。
途中、ミナミヌマエビが1匹だけ赤くなっていて、びっくりしたりしてネットで検索したりと、想定外のこともありました。
1株だったホテイアオイが3株に増え、水草のマツモが伸びすぎてメダカの泳ぐスペースが狭くなったので、アクアリウム用のピンセットとハサミでカットして手入れしたり、クリーナースポイドで底に溜まったフンや汚れを吸い取ったり。
(ビオトープって始めて見ると奥が深いですね)
ノラ猫や、カラス、ヤゴなどからメダカを守るため、飼育容器に蓋をするために、金網も用意しました。
今のところ、メダカもミナミヌマエビもヒメタニシも元気に活動しています。
ヒメタニシにはあかちゃんが生まれ、メダカはひとまわりほど大きく成長し、餌の時には集まってくるようになりました(^^♪
底床や水草で環境を作って、餌の与えすぎに注意して、汚れを時々クリーナースポイドで吸い取って、足し水することで、ポンプなしでもビオトープでメダカを飼育できることがわかりました。(直径43.5cmの鉢に8匹のメダカとミナミヌマエビとヒメタニシが10匹ずつ混泳状態)
しかも、意外と手軽な作業で、少しの時間で簡単にできるのは、嬉しい想定外でした(^^♪
水草(マツモ)の呼吸から生まれる小さなアブクの美しさにちょっと見とれたり、メダカやミナミヌマエビ、ヒメタニシなどの小さな生き物たちの姿に、癒されたりしています。
画像:Amazon
玄関先に設置した小さなビオトープがこんなに毎日の楽しみや癒しになるとは思っていませんでした。
お庭の隅や、ベランダに30cmから40cm四方の、スペースあるよという方、ビオトープ作ってみませんか。
結構癒されますよ(^^♪
今回のカリメロ帖は、karimeroばぁばのはじめてのビオトープにメダカをおむかえした様子をまとめてみました。
これからビオトープをはじめたいと思っている方や、メダカを飼ってみたいと思っている方々の参考になったら嬉しいです。
あなたの「楽しい」が増えますように(^^♪
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事の中の一行でも、ほほえみのタネになれば幸いです。
カリメロ帖へのまたのお立ち寄りお待ちしております。
皆様の明日が平和でありますように。
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