2023年10月10日火曜日

ビオトープの冬支度・メダカの越冬~カリメロ帖~

 ビオトープの冬支度・メダカの越冬

画像:karimero
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シニアブロガーのkarimeroばぁば(@karimeroba_ba)です。

Blogger(ブロガー)という、無料ブログサービスを使って、ゆるっとマイペースに、雑記ブログを綴っています。


2023年の夏の終わりごろに、ご縁があって、メダカをおむかえしました。

庭先に蓮の鉢を利用して小さなビオトープを作りました。

メダカをおむかえするまでの準備や飼い方の詳しくはこちら↓





最初は人影に逃げていたメダカ経ちも、2か月ほど経ち、餌の時には水面に集まってくるようになっていました。



ところが、このところメダカが底の方でおとなしくしています。
ビオトープに指先を入れてみると…

水が、冷たい!

そういえば、ビオトープの冬は何をどう準備したらよいのでしょう?
(メダカの越冬ってどうするんだっけ?)

ちょっと調べてみました。



メダカは冬どうしてる?

メダカって、冬はどうしているのでしょう?

メダカは水温が10℃を下回ると、冬眠状態に入るそうです。
そのため、水草や、流木、岩の陰など安全な場所でじっとしていることが多くなり、餌もほとんど食べなくなるそうです。

水面が薄く凍っても、メダカは耐えられるそうです。
しかし、メダカそのものが凍ってしまうと死んでしまうので、いくら適応能力があるといっても、やはり凍り付くような寒さには要注意ですね。



画像:Amazon




ビオトープの冬支度


屋外に設置したビオトープの冬支度には、莚(むしろ)で囲いをして凍結を防ぐという方法もあると聞きました。

ネットで購入できるもので何かないかと検索してみたら、Amazonで便利そうなアイテムを見つけました↓



PR ビニール温室ハウス   ドーム状にビニールハウスをかぶせれば雪でも安心。


PR  メダカの発砲鉢     発砲スチロールの断熱効果で保温。

PR  ソーラーエアポンプ   エアレーションの水流で凍結予防。

いろいろ便利なグッズがありますね。



おうちにアルミ製の保温シートがあったので、karimeroばぁばは、試しにビオトープの冬支度用の囲いを作ってみようと思いました。

いざ作ってみると、意外と簡単にできたので、備忘録兼ねて記載しておきます。


ビオトープの冬支度保温シートで囲い作り

写真:karimero

準備するもの

アルミ製の保温シート(百円ショップで以前購入したもの)
荷造り用紐
布テープ
ハサミ
縫い針
穴あけパンチ

作業手順

ざっくり手順を説明すると、保温シートを切って、合わせて筒状にして、上下の口に穴をあけ、紐をとおして飼育容器にかぶせ、上下の口紐を絞って結んで完成、となります。

以下は、順に写真入りで説明しています。




①飼育箱をグルっと囲めるサイズに3cmほどの縫い代をプラスして、保温シートをカット。

②カットした保温シートを中表にあわせて、重ねた両端を、針と糸でぐしぬい。
保温シートを筒状に縫い合わせる。

写真:karimero






③縫い目を割って、その上から布テープを貼る。

写真:karimero






④表に返し、穴あけパンチで上下とも、口まわりに紐を通すための穴をあける

写真:karimero






⑤荷造り紐を口まわりの長さより10cmほど多めの長さに切り、穴に通す

写真:karimero





⑥出来上がった上下に紐の通って筒状の保温シートを飼育容器にかぶせる


写真:karimero






⑦下の口紐を引いて、底の形に合わせ、しっかり結ぶ
(強風による近隣へのシートの飛散防止)

写真:karimero





⑧上の口紐を引けば風よけ雪除け霜よけになる

写真:karimero




今はまだ日光浴が必要なので、口の部分を容器の高さまで折り返して、天敵の動物よけに網を置いています。

写真:karimero



メダカが安心して冬眠できるよう、水草や流木、石など、隠れて休みやすい環境も作っておきます。

冬のビオトープで、メダカが凍らないようにするためには、水深は15cm以上になるように、足し水などで管理が必要だそうです。

ちなみに写真のビオトープの水深は17cmでした。
目印を決めて、水深が15cm以下にならないよう気をつけたいと思います。


保温シートで作ったビオトープの囲いの完成。
とりあえず、ビオトープの冬支度、完了です(^^♪



メダカの越冬3つの注意

メダカは水温が10℃以下になると、冬眠状態に入ります。

ほぼ飼育容器の底の方で、水草や岩、流木の陰でじっとしているといいます。
餌もほとんど食べなくなるようです。

無事越冬して元気に春をむかえてもらうためには、3つのポイントがあるようです。


①水は凍ってもメダカは凍らせない

メダカは飼育水の適応範囲が5℃~30℃と、適応能力は高い方です。
とはいえ、メダカが凍ってしまえば死んでしまいます。


発泡鉢の飼育容器を利用したり、保温シートやプチプチで囲いをしたり、雪が入らないように蓋をしたり、できる範囲の対策を晩秋までにしておきたいですね。

飼育水が多少凍っても、メダカは凍らせないようにしましょう。

水深が浅いと、底まで水が凍ってしまうこともあります。
そんな危険を回避するためにも、屋外のビオトープ(飼育容器)の飼育水の水深は15cm以上をキープするようにしましょう。

飼育容器の水深15cmのところに目印をつけておくと、足し水のタイミングがわかりやすいですね。


②安心して冬眠できる環境

メダカが、危険を感じたり、ストレスを感じたりせず、安心して冬眠できるように、環境を作っておきましょう。

メダカが隠れやすいものとしては、水草、石、流木、その他にもアクアリウムのショップなどには、メダカ用のPR素焼きの隠れ家もあります。


メダカが元気に春をむかえられるよう、ゆっくり休ませてあげたいですね。


③冬の餌は消化不良になりやすい⁈

冬の水温が低い時期は、メダカは冬眠状態にあり、活動を休止している状態です。
消化器官の働きも低下している時期なので、うっかり夏と同じように、毎日餌を与えると消化不良を起こして、体が弱ってしまうそうです。

冬、飼育容器の底でじっとしているときは餌を与えなくてもよいようです。

冬でも、時には、太陽の日差しが良く当たって、メダカが水面にきて、よく活動しているときには、1分以内に食べきってしまうくらいの餌を与えてもいいようです。

かわいくて、つい餌をあげたくなっても、メダカが冬眠中でじっとしているときは、与えずにそっと休ませておきましょう。



ビオトープの冬支度・メダカの越冬まとめ

今回のカリメロ帖は、屋外のビオトープの冬支度と、メダカの越冬についてまとめてみました。

飼育水は少しくらい凍ってもよいけれど、メダカが凍ってしまえばしんでしまうので、冬は凍結予防の対策をしましょう。

簡易的で取り扱いも簡単なビニール温室ハウスや、ソーラーエアポンプ、メダカの飼育専用発砲鉢といった便利なアイテムを利用する方法もあります。

karimeroばぁばのように、百円ショップで手に入る保温シートを使って、自分で簡単な囲いを作るのも、ちょっと楽しいですよ。


春を元気にむかえるためのメダカの越冬では、3つの注意すべきポイントがありました。
凍結注意・かくれ場所のある環境作り・冬眠中の餌のあげすぎ注意。
karimeroばぁばも、この3つの注意点に気を付けて、メダカを無事越冬させたいと思います(^^♪

ほぼほぼ、karimeroばぁばの備忘録ではありますが、ビオトープやメダカに「興味あるよ」という方の、始める前の「安心」の材料になればうれしいです。


2024年3月12日追記↓

メダカの越冬そして春

写真:karimero

2024年3月、無事越冬したメダカたち。
良く晴れた暖かい日に、水替えをしました。

1月のとても寒い日に一度うっすらと氷が張りましたが、メダカたちは大丈夫でした。

写真:karimero

ただ、水草についていたのか、購入した覚えのないサカマキガイ、モノアラガイというスネール(淡水の巻貝)が増殖していました。(雌雄同体のため1匹でもどんどん繁殖)

マツモはかじられ、バラバラ状態に。
メダカたちは隠れる場所がなくなっていました。

しかも、壁も水草も、赤玉土の中、鉢の底まで、スネールのぬるぬるした卵のうだらけ。
結構ホラーな状態と化していたのです。

水温が上がるのを待って、飼育容器の鉢は一度全部洗ってふき取り、数日、日光消毒して、赤玉土とマツモやホテイアオイは新しいものに替えて、飼育環境をオールクリアにしました。

「そんなに卵のうをあちこち産みつけられるのはいや!」という方は、1~2匹みつけた時点で除去や駆除しておくことをおすすめします。


貝とーる・貝とーる誘引の素


画像:Amazon




※サカマキガイ、モノアラガイともに外来種ですので、川や池、家庭の排水溝に流さないようにしましょう。


karimeroばぁばは、鉢を洗った水に卵が含まれているといけないので、園芸用のざるに、耐水のクッキングペーパーを敷いた上から水をそそぎ処分ました。

残ったクッキングペーパーは一旦、日光にあて、乾かしてからビール袋に入れて、家庭ごみに出しました。

はじめてのメダカの越冬で、寒さ対策は念入りにしたのですが、まさかのスネールの増殖で、水草が荒らされるとは!

以上、karimeroばぁばの、はじめてのメダカの越冬体験談でした(^^♪



最後までお付き合いいただきありがとうございました。

この記事の中の一行でも、ほほえみのタネになれば幸いです。

カリメロ帖へのまたのお立ち寄りお待ちしております。


皆様の明日が平和でありますように。

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2023年10月8日日曜日

はじめてのビオトープメダカのおむかえ準備~カリメロ帖~

 はじめてのビオトープ

メダカのお迎え準備

画像:karimero

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シニアブロガーのkarimeroばぁば(@karimeroba_ba)です。

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今回のカリメロ帖は、karimeroばぁばの、はじめてのビオトープで、メダカのおむかえ準備をしたので、記しておきます。


メダカの里子⁈


「うちのメダカが卵を産んで、メダカの子がたくさん増えたんですよ。里子に出そうと思っているんですが、メダカ飼いませんか」

と、お声がけいただきました。


karimeroばぁばは、生き物が好きですが、喘息の持病があるので、犬や猫のような毛がふわふわしたペットを飼うのは難しい。

でも、メダカなら喘息にも影響なさそうです。

とはいえ、メダカをおむかえするにも、それなりに環境を整えなくてはいけません。
水道水にいきなりポチャンはNG
じぃじと相談して、少し準備期間をもらうことにしました。

さあ、メダカのおむかえ準備のはじまりです(^^♪

室内飼育それとも屋外飼育(ビオトープ)?

メダカの飼育方法として、室内飼育と屋外飼育があります。

メダカの寿命は約2年ほどということを聞きました。

もともとのメダカの生育場所は、田んぼや、池、小川などです。
それならば、なるべく自然に近い環境で、天寿を全うできるように育てようということで、空いていた蓮の鉢を使って小さなビオトープを作って、そこでメダカを屋外飼育しようということになりました。

はじめてのビオトープです。


メダカのおむかえに準備したもの



  • 蓮の鉢(陶器)→飼育容器
  • 赤玉土(中玉)→底床用
  • (カルキを抜いたもの)→飼育水
  • (市販のメダカ用の餌)
  • マツモ(水草)→水質浄化・産卵床
  • ホテイアオイ(水草)→水質浄化・産卵床
  • ヒメタニシ(貝類)→濾過接触による水質浄化
  • ミナミヌマエビ(ヌマエビ)→水質浄化
  • バケツ→カルキ抜き・水換え
  • →治療のためなどでメダカを別の容器に移すなどで使用するため




画像:Amazon



メダカのおむかえまでにしたこと

飼育水の準備

写真:karimero


メダカをおむかえするにあたって一番にしたのは、飼育水の準備でした。

蓮の鉢(直径43.5cm)の底にそっと中玉の赤玉土を敷き、水道水を入れ、流水でよく洗った水草を浮かべ、そのまま2週間ほどカルキが抜けて、水中のバクテリアが増えるのを待ちました。

10日目あたりで、飼育水の中に、何やら動くものを見つけました。
これは何?

どこからきたのかゾウリムシ

写真:karimero

顕微鏡がないのでスマホのカメラで撮って、ようく見るとどうやらゾウリムシのようです。
懐かしい小学校の理科で観察した以来のご対面です。


どこからきたのでしょう?

水草についてきたのでしょうか、それとも夕立の雨粒に混じっていたのでしょうか(^^♪

自然にゾウリムシが住むくらいには、飼育水のカルキが抜けたということでしょう(^^♪


水質浄化の助っ人たちを投入

写真:karimero


飼育容器に水を入れて、2週間ほど経ってから、ヒメタニシとミナミヌマエビを10匹ずつくらい入れてみました。


ミナミヌマエビが元気に泳いでいるのを見ると、飼育水もちゃんと仕上がっているようです。

小さなビオトープが完成しつつあります(^^♪

そろそろ、メダカをおむかえできそうです。

このあとの、メダカをおむかえした様子は別記事で紹介しています。
興味のある方はこちら↓



メダカのおむかえ準備のまとめ

今回はご縁があって、メダカをもらい受ける話になり、おむかえのための準備について、karimeroばぁばの備忘録兼ねて綴りました。

メダカのおむかえのために用意したものは、飼育容器、底床用赤玉土、飼育水、市販の餌、水草(ホテイアオイ、マツモ)、ヒメタニシ、ミナミヌマエビ、バケツ、網。

水道水のカルキを抜いて、飼育水の準備をしておくことが大切ですね。


ちなみに飼育水の量については、メダカ1匹につき、およそ1リットルが目安ということでした。

飼育容器にたくさんメダカを入れすぎると、酸欠になってしまったり、飼育水が少ないと、すぐに水温が上がりすぎてメダカが弱ってしまうこともあるそうです。

karimeroばぁばも、飼育水の管理は気をつけたいと思います。

はじめてのビオトープ、そして、メダカのおむかえ準備にちょっとドキドキしましたが、意外と簡単にできたので、ほっとしています。

庭やベランダに空きスペースあるよという方、小さなビオトープチャレンジしてみませんか。

光を受けてキラキラしている水草を愛でるだけでも、じんわり癒されるので、おすすめです(^^♪



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感想(3件)







最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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はじめてのビオトープメダカをおむかえしました~カリメロ帖~

 はじめてのビオトープ

メダカをおむかえしました

画像:karimero

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シニアブロガーのkarimeroばぁば(@karimeroba_ba)です。

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2023年夏の終わりに、ご縁があって、知人宅から我が家にメダカをおむかえしました。

今年の夏に生まれた稚魚が育ったものです。
知人によると、何という品種化はわからないけれど、「赤いメダカ」と「白いメダカ」の間に産まれた二世たちということです。

黒目高より、こちらの方が蓮の鉢に映えるからとの気遣い。
(ありがとうございます(^^♪)



写真:karimero





メダカは室内飼育もできるようですが、できるだけ自然環境に近い形で、飼ってみようということで、蓮の鉢を利用して小さなビオトープで、屋外飼育することにしました。


メダカを飼うにあたって、ビオトープやメダカについて調べてみたこと、飼ってみて気づいたことなどをまとめてみました。

ビオトープに興味ある方、これからメダカを飼ってみたいと思っている方の参考になればうれしいです(^^♪




ビオトープとは


写真:karimero


ビオトープ(Biotope)とは、ギリシャ語の「生物」という意味の「bios」と、「命」という意味の「topos」という言葉を組み合わせた言葉で、本来その地域に住むさまざまな生物が安定して生息できる空間(生物群集の生息空間)を指すのだそうです。

1908年にドイツの動物地理学者である、フリードリヒ・ダール教授が最初に言った言葉とされています。


ビオトープはポンプなしでも大丈夫?

画像:karimero



karimeroばぁばは、今回直径43.5cmの蓮の鉢に、赤土玉の底床を敷き、飼育水水草を入れ、小さなビオトープの準備をしました。

こうして、飼育容器(蓮の鉢)の中の、水道水のカルキが消えバクテリアが増えるまで、およそ2週間ほど待ちました。
(1週間から10日ほどでもカルキは抜けてバクテリアも育つそうです)


屋外のビオトープで、ソーラーポンプで水の循環をしている様子を目にしたことがあります。

karimeroばぁばは今回、ポンプなしで水環境を整えてみたいと思い、調べてみました。

大切なのは、酸素供給水質浄化
そのためのポイントが3つ。

① 飼育容器は開口の広いものを用意。  
(酸素が取り込みやすいように空気と水の接地面を広くとる)

② 赤玉土などの底床の準備
(底砂や赤玉土の小さな気孔の中にバクテリアが住み、有機物の分解をしてくれる)

③ 水草を入れる
(水草の光合成で酸素の供給・バクテリアが分解しきれない硝酸塩を吸収して浄化

開口の広い容器に、メダカ1匹に対し約1リットルというたっぷりめの飼育水と、赤玉土などの底床、水草があれば、ポンプなしでも、自然に近い飼育環境を整えられそうです。

水の浄化機能のバランスがうまくとれれば、水替えや足し水もいらないということです。
とはいえ、メダカがフンをすれば、水質も酸性に傾きやすく、水質は目に見えるものでもないので、やはり注意は必要ですね。

なるべくなら良い環境でそだてたいので、こまめにチェックしながら、必要に応じて、掃除や、足し水、水替えをしていこうと思います(^^♪


ビオトープの仲間たち

写真:karimero

ビオトープでは、水質浄化のためにも、メダカのほかに、ミナミヌマエビ、ヒメタニシを混泳させることにしました。



新しい飼育水に入れるときの注意

写真:karimero



メダカもミナミヌマエビも、新しい飼育水に入れる時には、ひとつ注意があります。

それは、水合わせをすることです。

メダカやミナミヌマエビが入っている袋や容器ごと、30分ほど新しい飼育水につけてまずは、水温の差がなくなるようにします。

次に、何回かに分けて少しずつ、袋や容器の中に、新しい飼育水を足して様子を見ながら、メダカやミナミヌマエビを、新しい飼育水の中に移します。


メダカの寿命と飼い方

写真:karimero


メダカの寿命

メダカの寿命は、自然界では1~2年くらいと言われています。

飼育では、環境の違いがあるため幅があるようですが、およそ2~3年生きるようです。

屋内で飼育する場合は、4~5年生きる個体もいるといいます。

生まれ持った丈夫さや、体格の差などもあるので、飼育でメダカの寿命を管理することは難しいようです。

できるだけよい水環境で、天寿を全うさせてあげたいですね。

メダカの飼い方

メダカは日本全国に生息する、水環境への適応力が高い魚といわれています。
しかし、いくら高いといっても、メダカの適応力にも限界はあります。

メダカの適応力の範囲で、できればメダカにとって心地よい環境で飼育したいですよね。

そこで、メダカを飼う時の注意点を調べてみました。
ポイントは6つ。

①環境     過密にならないように。メダカ1匹に対し飼育水1リットルが目安。
(過密になると、いじめ、酸欠、水質悪化などの弊害で健康を損ねる場合もある)

②餌      与えすぎるとフン詰まり、消化不良を起こして弱ってしまうこともある。
(特に水温が下がって活性が低くなる晩秋、冬は注意。食べ残しの餌は水質悪化の元にも)

③水質・pHショック  pH7.0の中性付近がベスト。pH5.5以下になると厳しい。
(カルキを抜いた水で足し水や水替えをして水質の管理と調整をする)

④水温     メダカの適応範囲の水温は5℃から35℃の範囲。
(10℃以下で冬眠、0℃付近では凍死することもある。18℃~28℃でストレス軽減
冬は保温シートでの囲いや、発泡スチロールの飼育箱を使って凍結を予防する。

⑤日光浴    メダカは太陽の紫外線を浴びることで体内でビタミンを作り出している。
(日光浴が不足すると、体内のビタミンが不足して成長が遅れたり、弱ったりする。)
真夏など高水温が心配な場合はすだれや浮草などで日陰になる部分を用意。


⑥病気     病原菌、ウイルス、寄生虫による水カビ病、白点病、尾ぐされ病 など。
(メダカの免疫が下がるとかかりやすい。水質悪化、ストレス、日光浴不足に注意

 メダカの飼い方のポイントとしては、


開口の広い大きめの飼育容器を使用
(冬は最低でも水深15cmをキープできる物)

多めにたっぷりの飼育水を用意 

餌の与えすぎに注意

水質はpH7.0の中性付近

水温は18℃~28℃の範囲

日当たりの良い場所に飼育容器を設置
(夏の炎天下はすだれ等で日よけ)

免疫力をあげて病気予防



以上の6つに注意が必要です。



たっぷりの飼育水で、餌は与えすぎず、足し水や水替え、水草などで環境を整え、夏はすだれ、冬は囲いで、水温も快適な範囲にしてあげると、メダカの免疫力もアップして病気などから守ってあげられるということですね。

もし、ストレスでメダカたちの中でいじめが起きた場合には、水草や石、流木などで、隠れることができる「避難スペース」をつくるとよいそうです。

できれば、いじめが起きないよう、飼育水も日光もスペースも、ゆとりのある環境にしておきたいですね。
 







画像:Amazon







ミナミヌマエビの寿命と飼い方

写真:karimero

ミナミヌマエビの寿命

ミナミヌマエビ淡水エビで体長は2~3cmほど、体が大きい個体はメスであることが多いようです。(メスは尻尾の裏のひだがオスより長いそうです)

自然界のミナミヌマエビは、春に誕生して、翌年の春に産卵、その年の夏の暑さで死んでしまうことが多いので、およそ1年半ほどの寿命といわれています。

水質と水温を一定に保たれた室内の飼育環境であれば、2~3年、生きることがあるそうです。



ミナミヌマエビの飼い方


ミナミヌマエビは雑食性ですが、おとなしい性質で、メダカとの混泳に向いています。
水温の適応範囲も5℃~28℃とメダカの適応範囲とも重なる部分があります。

ただ、高温水や、水質、ストレスに敏感なところもあります。
ミナミヌマエビの飼い方で気をつけたいチェックポイントは6つ。

① 水質     pH6.5~pH7.0(弱酸性~中性)
飼育容器まわりでの虫除けスプレーや消臭剤の使用はNG

② 水温     5℃くらいまでの低温には強いが28℃を越える高温には弱い

③ 環境     急激な環境の変化に弱い。びっくりして死ぬこともあり。水合わせ重要
(急な水温の上昇、pHショック、輸送などの振動、大きな魚に追われるなど)

④ 酸素不足   過密飼育などでは、酸素不足になり、弱ってしまう。
(大きめの飼育容器を準備する、またはエアレーションを使うなど酸素の供給をする)

⑤ 水草     無農薬の水草を用意
(輸入物の水草は農薬を使用していることが多いので注意)

⑥ 餌      顆粒タイプの沈降性のある餌を1日1回2時間以内で食べきる程度
(コケや生体の餌の残りを食べたりするのでほとんど餌は不要なくらい。与えすぎに注意)


ミナミヌマエビの餌については、ちょっと面白いシーンがあったので添付します↓




たまたま見かけたので、スマホで撮影しました。
ミナミヌマエビが、水面に浮くメダカの餌を食べている様子です。

水草や、浮草を使って上手に、ちゃっかりメダカの餌を食べています。
これに気づかずに更にエビ用の餌を与えると、食べ残しが多くなり、水質が悪くなってしまいますね。

水草や浮草のあるなし、飼育している個体数などによって、餌の与える量は違ってくると思います。

飼育を始めてしばらくは、餌を与えてからどのくらいで食べきってしまうか、観察し把握しておくと安心ですね。



画像:Amazon







ヒメタニシの寿命と飼い方

写真:karimero


ヒメタニシの寿命

蓮の鉢の側面の苔を、ハムハムと食べ進むヒメタニシ。
ゆっくりゆっくり動く様子に何だか癒されます(^^♪

ヒメタニシは淡水域に生息する巻貝の仲間です。
一般的なヒメタニシの寿命は2~4年といわれています。

水草への食害はなく、濾過接触で水質浄化作用があり、卵胎生で、飼育容器の側面に卵を産みつけるようなこともないので、アクアリウムのお掃除生体として人気があるようです。

水草をかじって傷つけることなく、飼育水のプランクトンや有機物を吸い込んで濾過してくれる、さらにコケ取りまでしてくれて、手がかからずに飼育できるなんて、PRヒメタニシはなんて優秀な水槽のパートナーなんでしょう(^^♪



ヒメタニシの飼い方

ヒメタニシの触覚、かわいいですね。
左右両方ともまっすぐのびているのがメスで、右の触覚がくるんと曲がっているのがオスなんだそうです。
(上記の写真のヒメタニシは右の触覚が曲がっていますね、オスでしょうか)


繁殖させたい方は、オス・メス両方いるか、触覚でチェックしてみてるといいですね。

ヒメタニシの水温の適用範囲は5℃~28℃とミナミヌマエビと同じくらいです。
水質にも耐性があり、弱酸性から弱アルカリ性までと幅が広いです。

コケや底に沈んだ人工飼料を食べてくれる雑食性です。
(岩や側面のコケがきれいになっているときは餌が足りないかもしれないので、その場合は様子を見ながら、メダカの稚魚用の人工飼料を少し与えるといいそうです)



飼育環境における適応性の幅があり、育てやすいのですが、ひとつだけ注意点があります。
それは、高水温です。
30℃以上の高水温は要注意です。

夏の炎天下など水温が上がりそうな場合は、すだれや囲い、足し水などで、水温調節が大事になりますね。


飼育水 の中に含まれる酸素が不足すると、ヒメタニシは水面に顔を出して呼吸するそうです。

また、水質が悪化している場合は、蓋を閉じて、活動を休止するそうです。

ヒメタニシが水面から顔を出しているときや、底で蓋を閉じているときは、要注意ですね。
ヒメタニシからの水換えの合図、見逃さないようにしたいです(^^♪




はじめてのビオトープ・メダカのまとめ


写真:karimero

ご縁があって、メダカをおむかえしました。

はじめてのビオトープ。

底床の赤玉土や、水草、蓮の鉢の用意。
水道水のカルキを抜いて、飼育水を準備。
水質浄化とメダカのお友達(混泳)にと先に、ミナミヌマエビとヒメタニシをおむかえ。
最後に、メダカのおむかえ。



今現在、そしてメダカをビオトープにおむかえしてから2か月がたちました。
(2023年10月現在)


餌は1日1回。飼育水は様子を見ながら時々、足し水や水替えをしています。

途中、ミナミヌマエビが1匹だけ赤くなっていて、びっくりしたりしてネットで検索したりと、想定外のこともありました。

1株だったホテイアオイが3株に増え、水草のマツモが伸びすぎてメダカの泳ぐスペースが狭くなったので、アクアリウム用のピンセットとハサミでカットして手入れしたり、クリーナースポイドで底に溜まったフンや汚れを吸い取ったり。

(ビオトープって始めて見ると奥が深いですね)

ノラ猫や、カラス、ヤゴなどからメダカを守るため、飼育容器に蓋をするために、金網も用意しました。


今のところ、メダカもミナミヌマエビもヒメタニシも元気に活動しています。
ヒメタニシにはあかちゃんが生まれ、メダカはひとまわりほど大きく成長し、餌の時には集まってくるようになりました(^^♪


底床や水草で環境を作って、餌の与えすぎに注意して、汚れを時々クリーナースポイドで吸い取って、足し水することで、ポンプなしでもビオトープでメダカを飼育できることがわかりました。(直径43.5cmの鉢に8匹のメダカとミナミヌマエビとヒメタニシが10匹ずつ混泳状態)

しかも、意外と手軽な作業で、少しの時間で簡単にできるのは、嬉しい想定外でした(^^♪

水草(マツモ)の呼吸から生まれる小さなアブクの美しさにちょっと見とれたり、メダカやミナミヌマエビ、ヒメタニシなどの小さな生き物たちの姿に、癒されたりしています。




画像:Amazon


玄関先に設置した小さなビオトープがこんなに毎日の楽しみや癒しになるとは思っていませんでした。

お庭の隅や、ベランダに30cmから40cm四方の、スペースあるよという方、ビオトープ作ってみませんか。

結構癒されますよ(^^♪



今回のカリメロ帖は、karimeroばぁばのはじめてのビオトープにメダカをおむかえした様子をまとめてみました。

これからビオトープをはじめたいと思っている方や、メダカを飼ってみたいと思っている方々の参考になったら嬉しいです。

あなたの「楽しい」が増えますように(^^♪






最後までお付き合いいただきありがとうございました。

この記事の中の一行でも、ほほえみのタネになれば幸いです。

カリメロ帖へのまたのお立ち寄りお待ちしております。


皆様の明日が平和でありますように。

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