春の山菜つくし~じぃじのつまみ~
写真:karimero
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土筆(ツクシ)菜の花(ナノハナ)蕗の薹(フキノトウ)野蒜(ノビル)と、春を知らせる山野草がそろそろ顔を出す頃ですね。
karimeroばーばが子どもの頃、食べられる山野草は「山菜」として、身近な春の食材でした。
今でも、あぜ道などで山菜を見つけると、故郷の里山の風景と、春の香りが懐かしくなり、少し積んで帰り、じーじのつまみにして一緒に楽しんでいます。
今回のじーじのつまみは、山菜つくしのつまみをご紹介します。
土筆(ツクシ)菜の花(ナノハナ)野蒜(ノビル)のつまみ
写真:karimero
近所の田んぼのあぜ道で摘んできた一握りの山菜、土筆、菜の花、野蒜。
全部合わせても一握り。
ままごとのように、小鍋で少しずつ、下茹でしてあく抜きをしていると、こんなに少量でも春の香りがキッチンにふわっと広がります。
土筆(ツクシ)の卵とじ
写真:karimero
節についている、袴を取り、洗ってさっと茹でた土筆は、軽く絞って食べやすい長さに切り揃えます。
鍋にかつお出汁、和砂糖、しょうゆを入れ、一旦煮立たせます。
土筆を入れて中火で5分ほど煮て火を止め、溶き卵を回し入れ、ふたをして蒸らして出来上がりです。
土筆の卵とじは冷めてしまうと、苦味が増すので、香りも味もよい、温かいうちがおすすめです。
菜の花のお浸し
流水でよく洗って、茹でた菜の花は、一旦冷水にさらします。
少し絞って水気を切り、食べやすい長さに切り揃え、しょうゆ洗いの下処理をしておきます。
しっかり絞ってから、かつお出汁、しょうゆ、みりんを合わせ、菜の花を和えます。
野蒜のぐるぐる
写真:karimero
流水で野蒜についている土をよく洗い流します。
熱湯でさっと茹で、ざるに上げます。
野蒜の根元から3cmほどのところを折り、長く残っている方を、根元から上にぐるぐると巻き上げていくます。
酢、和砂糖、すりごまで酢味噌を作り、野蒜のぐるぐるに添えます。
野蒜のぐるぐるには、辛し酢味噌もよく合います。
ままごとのような春の一皿
写真:karimero
ほんの少しずつのままごとのようですが、香りは豊かな春の一皿が出来上がります。
やみつきになるほろ苦さ!蕗の薹のつまみ2品
写真:karimero
子どもの頃は、蕗の薹の苦さが苦手でした。
大人になって、春の香りのなつかしさから、久しぶりに蕗の薹の天ぷらを食べてみたら、「あれっ?」そう、美味しかったのです。
そして、炭焼き小屋のおじさんたちが、炭火の上で、蕗味噌を焼いていたことを思い出しました。
サクッ!からのフワッ!春の香り蕗の薹(フキノトウ)の天ぷら
写真:karimero
よく洗って、水にさらした蕗の薹の水気は、クッキングペーパーでしっかりとっておきます。
小麦と氷水で天ぷらの衣を作ります。
(衣に粘りが出ないよう、粉が残っているくらいにさっと和えます)
180°くらいに熱した油にさっとくぐらせ、カラッと揚げます。
天つゆも合いますが、抹茶塩もよく合います。
「サクッ!」からの「フワッ!」とくる春の香り、日本酒にもビールにも焼酎にもおすすめのおつまみです。
白ご飯がすすむ!蕗味噌
写真:karimero
karimeroばぁばの子どもの頃に炭焼き小屋で眺めていた蕗味噌作りの記憶では、生のまま細かく刻んだ蕗の薹、味噌、砂糖、お酒を混ぜ合わせ、筍の皮で包んで、炭火の上で焼ていたように思います。
ゴーヤなど、苦味のある食材が苦手なじーじのおつまみで作る蕗味噌は、さっと茹でこぼして下処理した蕗の薹を使います。
しっかり水気を切った蕗の薹をみじん切りにします。
温めたフライパンに油を敷き、みじん切りにした蕗の薹をさっと炒めます。
味噌、和砂糖、みりん(あればお酒も少々)を合わせフライパンに入れ、木べらで焦げないよう底から混ぜながら、蕗味噌を混ぜます。
じぃじのおつまみでは、保存食というより、旬の香りをたしなむ一品としていただくので、あまり火を入れ過ぎないようにします。
蕗味噌はそのまま、少しずつ、おつまみとして楽しめますが、ご飯にのせていただいても合います。
温かい蕗味噌の香りと、意外とクセになるほろ苦さに、白ご飯がすすみます。
2019年の山菜つくしは、どんな山菜でどんなメニューになるでしょう。
毎年、じぃじはこの山菜つくしのおつまみを楽しみにしてくれています。
2019年は、karimeroばぁばが持病で、山菜採りに行くことは難しくなりました。
ゴーヤなど、苦味のある食材が苦手なじーじのおつまみで作る蕗味噌は、さっと茹でこぼして下処理した蕗の薹を使います。
しっかり水気を切った蕗の薹をみじん切りにします。
温めたフライパンに油を敷き、みじん切りにした蕗の薹をさっと炒めます。
味噌、和砂糖、みりん(あればお酒も少々)を合わせフライパンに入れ、木べらで焦げないよう底から混ぜながら、蕗味噌を混ぜます。
じぃじのおつまみでは、保存食というより、旬の香りをたしなむ一品としていただくので、あまり火を入れ過ぎないようにします。
蕗味噌はそのまま、少しずつ、おつまみとして楽しめますが、ご飯にのせていただいても合います。
温かい蕗味噌の香りと、意外とクセになるほろ苦さに、白ご飯がすすみます。
春の山菜つくしを孫と楽しむ
写真:karimero
毎年、じぃじはこの山菜つくしのおつまみを楽しみにしてくれています。
2019年は、karimeroばぁばが持病で、山菜採りに行くことは難しくなりました。
とは言え、マイペースで料理することはできるくらいは回復できたので、今年はじぃじと孫で山菜採り、ばぁばがそれを料理することで、2019年春の山菜つくしを計画しています。
じぃじいわく、「山菜採りの体験を孫にもさせておきたい。こんなのも食べたねという体験は大きい」
なるほど、確かに。
これは、karimeroばーばの個人的なイメージですが、体験から得たことは頭で記憶しているというより、細胞にしみて、体で覚えていることが多い気がします。
2019年の春、じぃじと孫達は、どんな山菜を採ってきてくれるのでしょうか?
楽しみです。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日もよい一日となりますように。
カリメロ帖へのまたのお立ち寄りをお待ちしております。