戦国武将が癒された音色・幻の楽器花形の楽器
写真:karimero
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今回のカリメロ帖ほっとたいむでは、2019年9月19日の【らららクラシック♪】(NHK Eテレ再放送)から、戦国武将が癒された音色、幻の楽器ビウエラと、おそらくその当時武将たちが聞いたであろう楽曲についてご紹介します。
戦国時代の武将とクラシック界の幻の楽器ビウエラ、花形の楽器リュート、どのようなつながりがあるのでしょう。
そして、武将達が聞いた楽曲はどんな楽曲でどんな音色だったのでしょう。
クラシックは戦国時代にやってきた!
1549年宣教師フランシスコ・ザビエルが布教活動に来日して以来、宗教音楽、クラシックが日本に広まっていったようです。
日本が戦国時代の頃、ヨーロッパはルネサンスが盛んでした。
宣教師達はルネサンス音楽を、幻の楽器ビウエラや花形楽器のリュートで演奏していたと言われています。
織田信長が聴いたクラシック
「ファンタジア」 ルイス・ミラン作曲
記録には載っていないけれど、当時の時代から推察されるには、ビウエラの演奏による、人気のあったルネサンス音楽「ファンタジア」が織田信長の前でも演奏されたのではないかという説もあるそうです。
日本にはまだ、一本の旋律による音楽しかなかった時代に、ビウエラの奏でるハーモニーは新しいものが好きな織田信長に受け入れられ、好まれたのでしょうか。
豊臣秀吉が聴いたクラシック
「皇帝の歌」ルイス・デ・ナルバエス作曲
豊臣秀吉が演奏会であるクラシック音楽を聴き、とても気に入った様子で、3度も聴いたという記録があるそうです。
ヨーロッパで花形楽器のリュートの音色に癒されたのでしょう。
その曲名は記されていないのですが、「皇帝の歌」と呼ばれていた楽曲ではないかという説があるようです。
「皇帝の歌」は、「はかりしれない悲しさ」という、恋人を失った悲しさを歌った楽曲だったそうです。
皇帝カウル5世が好んだ楽曲だったので、「皇帝の歌」と呼ばれるようになったと言われています。
豊臣秀吉もこの「皇帝の歌」という呼び名に、思うところがあったのかもしれませんね。
大人の秋の安らぎタイム
ビウエラのための作品集
ギターとはまた別のやわらかい音色のビウエラやリュート。
織田信長や豊臣秀吉も癒されたルネサンス音楽で、大人の秋の安らぎタイムを過ごすのも素敵ですね。
芸術の秋、皆様にとっても心癒される秋となりますように。
※今回ご紹介した「らららクラシック♪」の今後の再放送予定が気になる方はこちらからもご確認いただけます↓
カリメロ帖へのまたのお立ち寄りをお待ちしております。
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