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2019年3月18日月曜日

【下居・音羽・多武峰・談山】karimeroばぁば新元号を前にふるさとを想う~ほっとたいむ~

下居・音羽・多武峰・談山karimeroばぁばふるさとを想う


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karimeroばぁばが、小学生の頃に撮った談山神社(たんざんじんじゃ)の写真が出てきました。
大化の改新の立役者の、中大兄皇子と中臣鎌足が談合した、最古の元号のゆかりの地で知られている神社ですが、当時は、歴史の深さや重さには気づかないまま、無邪気に境内でかくれんぼしたりしていました。

「ふるさとは遠くにありて想うもの」とは、よく言ったものです。
熊本に嫁いで、子育て時代を卒業したころからは特に、ふるさとの風景を懐かしむようになりました。

今回は、ふるさとの風景を懐かしく思い出しながら、下居・音羽・多武峰・談山のおすすめのスポットやお取り寄せ情報をご紹介します。

下居(おりい)の桜

karimeroばぁばが熊本に嫁ぐ前までは、下居というバス停の近くの寺川にかかる下居橋の袂の桜の老木が、毎年春になると、見事な花を咲かせていました。
(噂では台風で折れてしまったそうで、残念です)

桜と言えば、昔は鼓の胴には、「コヅツミザクラ」と呼ばれる「ウスズミザクラ」が、その硬い材質が適していて、よく使われていたそうです。

鼓胴の名器にその地名が付けられるほど、「下居」「音羽」「多武峰」は、小鼓の名産地だったようです。
下居の桜を思い起こせば、それも頷ける気がします。

子どもの頃は、何も知らず、ただ単純に「吉野の千本桜もすごいけど、下居の桜もきれいだな」と春の花吹雪にはしゃいでいました。
鼓の里として息づいていた時代があったのですね。

精進日記だけじゃない?眼病に霊験あり?!音羽山観音寺



下居のバス停から南音羽の細道を山の方へ案内に添って登っていくと、「音羽のかんのんさん」と、昔から地元の人々に親しまれている音羽山観音寺があります。

karimeroばぁばが子どもの頃は、よく山道の山菜採りに行っていました。

尼寺となり、最近ではよくテレビで精進日記が紹介されています。
(時々里帰り気分を味わいながら番組を視聴しています)
こじんまりとした山寺に見えますが、歴史は古く、眼病に霊験ありと信仰されてきた霊場で知られています。

木造千手千眼十一面観音菩薩立像が本尊として祀られています。
近年では、眼病霊験の観音霊水を使って住職が作って下さった精進料理をいただける、女子二人旅の宿坊(要予約)としても人気のスポットのようです。

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ゆったり歩こう!多武峰(とうのみね)



多武峰は緑豊かな森に包まれた静かなところです。
あっちを向いてもこっちを向いても山、また山。
聞こえてくるのは寺川のせせらぎ。
そして、時々ぽつんと見えてくる、石碑や石仏。

小学生だった当時、子どもながらにこの里だけ、ゆっくりと時間が流れているように感じていました。

多武峰の散策は、時間にゆとりを持って、ゆったりと歩いてみることをおすすめします。

多武峰(とうのみね)は古代からの聖地だった?!



多武峰は皇室の先祖の神々が祀られてきたといわれています。
また、竜神社では、水神が祀られていることもあり、古代から「多武峰」全体が聖域として崇められて来たようです。

談山神社の楽しみ方あれこれ


談山神社(たんざんじんじゃ)は、日光東照宮のモデルとされたと言われています。
朱塗りの美しい神社ですが、何といっても境内が広く、拝殿、摂社東殿
、宝物殿、そして、現存する木造の十三重塔としては最古で世界唯一といわれている、(1532年頃再建された)談山神社の十三重塔など、見どころがたくさんあります。

摂社東殿には、藤原鎌足の妻であり、額田王(ぬかたのおおきみ)の姉とも言われている鏡女王(かがみのおおきみ)が祀られています。
近年では、摂社東殿は恋神社とも呼ばれ、飛鳥ロマンを探訪する、歴女人気だけでなく、縁結びのパワースポットとしても人気を集めているそうです。

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建造物の美しさを愛でながら、または悠久の山々の生み成すパワーを感じながら境内を一巡りすると意外に時間が経っていることがあります。
(帰りのバスの時刻をチェックして)2時間ほどのゆとりを持っておいた方が、焦らずに済むでしょう。

多武峰縁起絵巻は、歴史やアートに興味がある方にも、ない方にもおすすめです。
教科書で読んだ、乙巳の変や大化の改新という古代のターニングポイントが、ギュッと身近に感じれるかもしれません。

春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の雪景色、四季折々の風景がどれも美しい談山神社は、プロアマ問わず、写真家にも人気の撮影スポットでもあるようです。

お時間の取れる方は、朝の清々しい時間から、ゆっくり談山神社の参拝と見学をした後、談山神社の道向かいにある、多武峰観光ホテルの「グリル紅葉」でのランチ休憩がおすすめです。

ゆっくりランチを楽しみながら、多武峰の山に抱かれた美しい談山神社を堪能できる(撮影出来る)おすすめスポットです。

karimeroばぁばが見とれた百味の御食

4/29と11/3の蹴鞠、談山能と、談山神社では、毎年、行われる伝統行事があります。
厳かな雅楽の音色と、雅な衣装、高く上がった鞠の先に見える木造の十三重塔、境内は、まるで飛鳥時代へタイムスリップした様です。

数ある談山神社の行事の中で、嘉吉祭(かきつさい)という毎年10月の第2日曜日に行われる行事があります。
karimeroばぁばの子どもの頃の記憶ですが、この嘉吉祭で使われるお供え物があまりに綺麗で、しばらく見とれていたように思います。

百味の御食(ひゃくみのおんじき)と呼ばれていたと記憶しています。
古代米やその年に採れた穀物、果実、野菜をひとつぶひとつぶ、筒状のような独特の形状に盛り付けてあり、子ども心に、その精巧な美しさに見とれていたのを覚えています。





【下居・音羽・多武峰・談山】じっくりゆっくりおとな旅


桜井駅(南口)から南へまっすぐ通っている多武峯街道は、本居宣長や松尾芭蕉ゆかりの街道でもあります。
途中には聖林寺や、阿倍晴明が出生した寺院とも言われている安倍文殊院もあります。

倉橋ため池の近くには、昔、多武峰小学校があり(廃校となり現在は跡地となっているそうです)桜がきれいでした。

下居・音羽・多武峰・談山は車でも楽しめますが、できれば、てくてく歩く、じっくりゆっくりのおとな旅をおすすめします。

寺川のせせらぎとを聞きながら、多武峰の山々の森林のマイナスイオンを存分に浴びて、史跡を巡るおとな旅。

多武峰観光ホテルの「飛鳥鍋」でエネルギーチャージして、翌日、健脚に自信のある方は、談山から多武峰古道を使って、明日香村まで足を伸ばすというプランも素敵ですね。

karimeroばぁばは、子どもの頃、白いれんげ草を探しに、多武峯街道から、多武峰古道を通って明日香村の石舞台へ抜け、ちょっと冒険したことがあります。

あの頃は、子どもで、病弱でもあったので、途中休憩をとりながらずいぶん時間がかかってしまいました。

大人で歩きなれている方でしたら、談山神社西入口から明日香村までおよそ、2時間半くらいでしょうか。

多武峯街道は鹿路(ろくろ)を通って吉野に続く道とも繋がっています。

石碑や石仏、歌碑など、車窓からでは、見過ごしがちなお宝ポイントもたくさんあり、ただ通り過ぎるのはもったいない街道です。

下居・音羽・多武峰・談山は、じっくりゆっくりおとなの旅を味わいたいという方におすすめのスポットです。

karimeroばぁばなつかしの味3つ・お取り寄せ情報

karimeroばぁばのふるさと奈良県桜井市の、なつかしの味3つをご紹介します。

三輪素麺 山本





karimeroばぁばのおすすめのふるさとの味と言えば、三輪素麺、柿の葉すし、もなかです。

三輪素麺は、細麺でのど越しがよく、冷素麺で有名ですが、冬の寒い時期の、温かいにゅうめんも、風味がよく、おすすめです。

柿の葉すしはサバが使用されますが、山の辺の柿の葉すしは鮭を使った柿の葉すしがあります。
サバアレルギーのkarimeroばぁばでも、鮭の柿の葉すしは安心して味わえるので大助かりです。

山の辺 柿の葉すし

もなかと言えば、karimeroばぁばの子どもの頃の記憶では、少しあらたまった席でおもてなしする時や、何か節目のご挨拶に伺う時には、みむろもなかを用意していたように思います。

上品でしっかりしたあんが、みっちり詰まっていてとてもおいしかったと記憶しています。

名物みむろ ㈱白玉屋榮壽


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新年号を前に最古の元号のふるさとを想う

2019年3月26日のニュースで、天皇、皇后両陛下が奈良入りされ、神武天皇陵を参拝、2019年4月30日に退位することを報告されたことが、報道されていました。


2019年5月1日からの新年号の時代を前に、ふるさとを想うkarimeroばぁばです。
遠く離れて、気づくことって、たくさんあるものですね。

最古の元号ゆかりの地で、鼓の里だった、下居・音羽・多武峰・談山の素敵なふるさととご縁があってよかったと思っています。


本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日もよい一日となりますように。

カリメロ帖へのまたのお立ち寄りをお待ちしております。








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