ヘビ・ムカデ・害虫除けに消石灰⁉
画像:karimero
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シニアブロガーのkarimeroばぁば(@karimeroba_ba)です。
Blogger(ブロガー)という、無料ブログサービスを使って、ゆるっとマイペースに、雑記ブログを綴っています。
とある中国の宮廷ロマンを描いたドラマを見ていたら、貴妃の庭に来るヘビや虫を除けるためにと、石灰を撒いているシーンがありました。
で、思い出しました。
「あ、我が家も虫除け対策しなくっちゃ」
割と開けた住宅街にある我が家ですが、近くに水路があったり、緑があったりします。
夏には蝉やカエルの合唱が聞けて、いい環境ですが、虫やヘビにもいい環境のようです。
昨年は、玄関先で大ムカデと遭遇し、別の日には、ガラス窓をS字になったヘビがうねりながら登っていくのを見て、karimeroばぁばの方が固まってしまいました。
どうやら瓦の隙間に出来た雀の巣のひなを狙っていたようです。
もうすぐ啓蟄(けいちつ)です。
土の中で縮こまっていた虫が、穴から出て、動き回る時期がやってきます。
その前に、虫除け・ヘビ除け対策しておかなきゃ!
昨年の体験を教訓に、今年は早めに、対策をとることにします。
なんで消石灰?
これは、karimeroばぁばの子どもの頃の話ですが、農家の方々が、早春には、家の周りや畑に消石灰を撒いていました。
それにならって、撒いていたので、その理屈を知らずにいました。
今回、中国ドラマでのシーンでも、石灰を撒いていたのを見たことをいい機会に、なぜ虫除けに消石灰を撒くのかを調べてみました。
そもそも消石灰とは?
そもそも消石灰とはなんでしょう。
昔は学校のグラウンドの白線によく使われていました。
石灰にもいろいろ種類はありますが、消石灰の原材料は石灰石。
粉砕 → 焼成 → 加水 → 消化 → 熟成 の工程を経を経て消石灰となるそうです。
アルカリ分は65%、「強アルカリ」が特徴です。
形状は粉、または塊状で、散布しやすいよう粒状のものも販売されているそうです。
雨が多く、土壌が酸性に傾きやすい日本では、土壌を中和し、カルシウムの補給のために、消石灰が使われることが多いといいます。
消石灰のパワー
消石灰には、湿気をとり、乾燥させる働きがあります。
消石灰は農具や、農機の消毒に使われるように、ウイルス、細菌の除去など、消毒作用もあるようです。
ダニやコクジシウム(消化管の細胞に寄生する原虫という寄生虫)といった害虫の防除にも効果的とされています。
消石灰を畑に散布することで、害虫の発生も抑制できるという内容の報告も、「農家が教える石灰で防ぐ病気と害虫」で記されています。
消石灰の消毒パワーが、害虫防除に効果的なのですね。
では、消石灰が、ヘビ除けにも使われるのはなぜでしょう。
消石灰の間接的効果でヘビ除け
ヘビが民家にくるのは、どうやら餌を求めてくるようです。
ヘビの種類にもよりますが、モグラ、ネズミ、カエル、カタツムリ、ミミズ、シロアリなどが主な餌だそうです。
木登りの上手なアオダイショウは、庭木の枝を上って、鳥の巣のひなを狙うこともあります。
こういったヘビの餌になる小動物や虫がいない環境にすれば、ヘビも近寄らなくなる可能性がが高くなります。
シロアリを例に、消石灰の間接的効果を説明してみると、
床下に消石灰を散布
↓
消石灰の乾燥と消毒作用の働きで、床下の木部の菌の繁殖を防ぎ、腐食を予防
↓
シロアリが寄り付かなくなる
↓
シロアリを餌とするヘビも寄り付かなくなる
(間接的にヘビ除けになる)
となるのだそうです。
消石灰の取り扱い注意
ヘビ除けにも、害虫除けにもなる便利な消石灰ですが、取り扱いには注意が必要です。
消石灰は、湿気を吸って熱を発生させます。
目に入ったりすると、炎症を起こし、後遺症が残ることもあるそうです。
消石灰を扱う前には、服装は長袖、長ズボンを着用し、保護メガネ、マスクなどで完全防備をするようにしましょう。
また、小さなお子さんや、ペットなどの動物がまわりにいる状況では使わないように気をつけましょう。
ヘビ・ムカデ・害虫除けに消石灰のまとめ
karimeroばぁば毎年早春、2月の終わり頃には、家の基礎部分に沿って、結界をはるように、グルッと一周、消石灰を撒いていました。
ところが昨年は、体調が悪くこの消石灰撒きができませんでした。
そしたら、それまでは遭遇したことがなかったムカデやヘビにたびたび出くわす春夏となってしまいました。
体調が戻って、消石灰を蒔いたのは梅雨明けでした。
それからはヘビもムカデも見ませんでした。
と、いうことは、それまでの我が家は、しっかり消石灰に守られていたということですね。
一度市販のヘビ用の忌避剤を購入したのですが、開封と同時にひどい臭いがして、隣接しているご近所に、臭いでご迷惑をおかけしそうでパス。
結局、消石灰を撒きました(^^♪
↓消石灰のまとめ
消石灰の原材料は、石灰石。
消石灰には、乾燥・消毒作用があり、ダニやコクジシウムの防除にもなる。
床下に散布すれば、シロアリ予防になり、それが間接的にヘビ除けにもなる。
消石灰を使用するときは、長袖、長ズボン、保護メガネ、マスクで完全防備をする。
※包装や容器に記載の注意事項をよく読んで使用しましょう。
消石灰はあくまで、防除としての使用です。
殺虫効果はありません。
「絶対虫はいや!殺虫効果がある方がいい!」という方は、薬局で、殺虫成分が入った粉状のものを購入することもできます。
今回のカリメロ帖は、ヘビ・ムカデ・害虫除けに消石灰が使われるワケと、使用する際の注意事項をまとめてみました。
虫たちの繁殖が始まれば、数が一気に増えるので、虫除け対策は早めがいいですね。
画像:
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事の中の一行でも、ほほえみのタネになれば幸いです。
カリメロ帖へのまたのお立ち寄りお待ちしております。
皆様の明日が平和でありますように。
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