おせちにゆりね?!家庭に伝わるおせちが面白い!
写真:karimero
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熊本に嫁いできて○十年のkarimeroばぁばです。
嫁いできた最初の頃は、おせち料理もお雑煮も故郷のものとは違うので、驚きました。
九州の味噌や醤油の味に慣れてくると、九州の醤油味ベースのお雑煮も美味しくて、以来ずっとお正月は、できる限り、二つの故郷のおせち料理とお雑煮を両方、用意してきました。
故郷のおせちには、ゆりねやくわい、棒鱈(ぼうだら)が入っていました。
九州でも、最近は年の瀬が迫る頃に、ゆりねやくわいが野菜売り場の端に並んでいるのを見かけるようになりました。
ゆりねを買い物かごに入れていると、「何に使うとね」と聞かれることがあります。
おせちに入れることを説明すると、「え!ゆりねば、おせちにね!聞いたことなかよ」とびっくりされます。
「おせちにゆりねは我が家だけの伝統だったの?」とびっくりされたことにびっくりしました。
懐かしいので、ゆりねが入手できた年のおせちには、ゆりねを入れるようにしています。
karimero実家のおせちにゆりねが入っていた理由
これは、曾祖母からの口伝なので、あくまでもkarimero実家のおせちの話です。
ゆりねは邪気を払い、滋養をつける食べ物であり、子孫繁栄の意味のある縁起のよい食べ物で、おせちに使われてきたそうです。
曾祖母によると、ゆりねは昔、薬の代わりとして、咳や、赤ちゃんの夜泣きに使われたりしてきたそうです。
ゆりねの料理はそっとそっと
ゆりねは少しあくがあるので、下茹でして、茹でこぼして湯切りしてから、薄口しょうゆと砂糖で優しい甘さに煮て仕上げていきます。
(通販で、下処理済みのゆりねも販売しているようです)
ほくほくしている分、荷崩れやすいので、あく抜きに下茹でする時も、味付けで煮る時も、そっとそっと扱い、激しく煮立てないように、火加減しながら、和紙やアルミホイルなどの軽い落し蓋をして、3-5分煮るようにします。
karimeroばぁばは、ゆりね1個に対して、水1/2カップ強、砂糖大さじ2杯、薄口しょうゆ小さじ1/2杯くらいで煮ます。
ゆりねの料理では、醤油で煮るのではなく、醤油は香りづけのような感じで使っています。
冷凍さばき百合根(1kg)
ゆりね・くわい・棒鱈は参の重
ゆりね、くわい、棒鱈はおせちのどの段のお重にいれるかというと、参の重(さんのじゅう)に入れます。
因みに壱(いち)の重は、祝い肴三種(たたきごぼう、黒豆、数の子)、出し巻き玉子、かまぼこ、栗きんとん、昆布巻きなどが入ります。
弐(に)の重は、酢蓮根、菊花蕪、紅白なます、鰤の照り焼き、海老のみりん焼き、八幡巻き等です。
参の重は、ゆりね、くわい、棒鱈の他に、たけのこ、椎茸、里芋、梅花人参、手綱こんにゃく等の煮しめ類が入ります。
九州の婚家では、祝い肴三種が田作り、黒豆、数の子の三種で、少し違うところです。
家庭に伝わるおせち、どんな違いがあるか、検証してみるのも面白いでしょうね。
状況に合わせてアレンジ!無理なくおせちの準備!
写真:karimero
子育てに忙しい時期、フルタイムで仕事に忙しい時期、その時期ごとに、おせちは、一部を既製品にしたり、お取り寄せにしたりと状況に合わせていいと思います。
便利で、美味しいものをうまく合わせて、アレンジして、無理なく、おせちを準備して、笑顔でお正月を迎えるのが、一番だと思います。
最近ではネットで、おせちの予約もできて便利になりましたね。
karimeroばぁばも、仕事に家事に育児にと大忙しの娘や、息子たちには、「お取り寄せのおせちもあるよ」と、声をかけています。
心新たに新年を迎えるアイテムとして、おせちを用意することは、素敵なことですが、無理に手作りして、お正月早々疲れてほしくはないからです。
時間と体力に余裕のある時に、リクエストがあれば、親子で一緒に作る、そんな感じでいいと思っています。
皆様も ゆっくりとおせちを楽しめますように(^^♪
価格:9990円 |
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日もよい一日となりますように。
またのお立ち寄りをお待ちしております。