はじめてのビオトープ
メダカをおむかえしました
画像:karimeroPR・広告があります
シニアブロガーのkarimeroばぁば(@karimeroba_ba)です。
Blogger(ブロガー)という、無料ブログサービスを使って、ゆるっとマイペースに、雑記ブログを綴っています。
2023年夏の終わりに、ご縁があって、知人宅から我が家にメダカをおむかえしました。
今年の夏に生まれた稚魚が育ったものです。
知人によると、何という品種化はわからないけれど、「赤いメダカ」と「白いメダカ」の間に産まれた二世たちということです。
黒目高より、こちらの方が蓮の鉢に映えるからとの気遣い。
(ありがとうございます(^^♪)
メダカは室内飼育もできるようですが、できるだけ自然環境に近い形で、飼ってみようということで、蓮の鉢を利用して小さなビオトープで、屋外飼育することにしました。
メダカを飼うにあたって、ビオトープやメダカについて調べてみたこと、飼ってみて気づいたことなどをまとめてみました。
ビオトープに興味ある方、これからメダカを飼ってみたいと思っている方の参考になればうれしいです(^^♪
ビオトープとは
写真:karimero
ビオトープ(Biotope)とは、ギリシャ語の「生物」という意味の「bios」と、「命」という意味の「topos」という言葉を組み合わせた言葉で、本来その地域に住むさまざまな生物が安定して生息できる空間(生物群集の生息空間)を指すのだそうです。
1908年にドイツの動物地理学者である、フリードリヒ・ダール教授が最初に言った言葉とされています。
ビオトープはポンプなしでも大丈夫?
画像:karimerokarimeroばぁばは、今回直径43.5cmの蓮の鉢に、赤土玉の底床を敷き、飼育水と水草を入れ、小さなビオトープの準備をしました。
こうして、飼育容器(蓮の鉢)の中の、水道水のカルキが消え、バクテリアが増えるまで、およそ2週間ほど待ちました。
(1週間から10日ほどでもカルキは抜けてバクテリアも育つそうです)
屋外のビオトープで、ソーラーポンプで水の循環をしている様子を目にしたことがあります。
karimeroばぁばは今回、ポンプなしで水環境を整えてみたいと思い、調べてみました。
大切なのは、酸素供給と水質浄化。
そのためのポイントが3つ。
① 飼育容器は開口の広いものを用意。
(酸素が取り込みやすいように空気と水の接地面を広くとる)
② 赤玉土などの底床の準備
(底砂や赤玉土の小さな気孔の中にバクテリアが住み、有機物の分解をしてくれる)
③ 水草を入れる
(水草の光合成で酸素の供給・バクテリアが分解しきれない硝酸塩を吸収して浄化)
開口の広い容器に、メダカ1匹に対し約1リットルというたっぷりめの飼育水と、赤玉土などの底床、水草があれば、ポンプなしでも、自然に近い飼育環境を整えられそうです。
水の浄化機能のバランスがうまくとれれば、水替えや足し水もいらないということです。
とはいえ、メダカがフンをすれば、水質も酸性に傾きやすく、水質は目に見えるものでもないので、やはり注意は必要ですね。
なるべくなら良い環境でそだてたいので、こまめにチェックしながら、必要に応じて、掃除や、足し水、水替えをしていこうと思います(^^♪
ビオトープの仲間たち
ビオトープでは、水質浄化のためにも、メダカのほかに、ミナミヌマエビ、ヒメタニシを混泳させることにしました。
新しい飼育水に入れるときの注意
写真:karimeroメダカもミナミヌマエビも、新しい飼育水に入れる時には、ひとつ注意があります。
それは、水合わせをすることです。
メダカやミナミヌマエビが入っている袋や容器ごと、30分ほど新しい飼育水につけてまずは、水温の差がなくなるようにします。
次に、何回かに分けて少しずつ、袋や容器の中に、新しい飼育水を足して様子を見ながら、メダカやミナミヌマエビを、新しい飼育水の中に移します。
メダカの寿命と飼い方
写真:karimeroメダカの寿命
メダカの寿命は、自然界では1~2年くらいと言われています。
飼育では、環境の違いがあるため幅があるようですが、およそ2~3年生きるようです。
屋内で飼育する場合は、4~5年生きる個体もいるといいます。
生まれ持った丈夫さや、体格の差などもあるので、飼育でメダカの寿命を管理することは難しいようです。
できるだけよい水環境で、天寿を全うさせてあげたいですね。
メダカの飼い方
メダカは日本全国に生息する、水環境への適応力が高い魚といわれています。
しかし、いくら高いといっても、メダカの適応力にも限界はあります。
メダカの適応力の範囲で、できればメダカにとって心地よい環境で飼育したいですよね。
そこで、メダカを飼う時の注意点を調べてみました。
ポイントは6つ。
①環境 過密にならないように。メダカ1匹に対し飼育水1リットルが目安。
(過密になると、いじめ、酸欠、水質悪化などの弊害で健康を損ねる場合もある)
②餌 与えすぎるとフン詰まり、消化不良を起こして弱ってしまうこともある。
(特に水温が下がって活性が低くなる晩秋、冬は注意。食べ残しの餌は水質悪化の元にも)
③水質・pHショック pH7.0の中性付近がベスト。pH5.5以下になると厳しい。
(カルキを抜いた水で足し水や水替えをして水質の管理と調整をする)
④水温 メダカの適応範囲の水温は5℃から35℃の範囲。
(10℃以下で冬眠、0℃付近では凍死することもある。18℃~28℃でストレス軽減)
冬は保温シートでの囲いや、発泡スチロールの飼育箱を使って凍結を予防する。
⑤日光浴 メダカは太陽の紫外線を浴びることで体内でビタミンを作り出している。
(日光浴が不足すると、体内のビタミンが不足して成長が遅れたり、弱ったりする。)
真夏など高水温が心配な場合はすだれや浮草などで日陰になる部分を用意。
⑥病気 病原菌、ウイルス、寄生虫による水カビ病、白点病、尾ぐされ病 など。
(メダカの免疫が下がるとかかりやすい。水質悪化、ストレス、日光浴不足に注意)
メダカの飼い方のポイントとしては、
開口の広い大きめの飼育容器を使用
(冬は最低でも水深15cmをキープできる物)
多めにたっぷりの飼育水を用意
餌の与えすぎに注意
水質はpH7.0の中性付近
水温は18℃~28℃の範囲
日当たりの良い場所に飼育容器を設置
(夏の炎天下はすだれ等で日よけ)
免疫力をあげて病気予防
以上の6つに注意が必要です。
たっぷりの飼育水で、餌は与えすぎず、足し水や水替え、水草などで環境を整え、夏はすだれ、冬は囲いで、水温も快適な範囲にしてあげると、メダカの免疫力もアップして病気などから守ってあげられるということですね。
もし、ストレスでメダカたちの中でいじめが起きた場合には、水草や石、流木などで、隠れることができる「避難スペース」をつくるとよいそうです。
できれば、いじめが起きないよう、飼育水も日光もスペースも、ゆとりのある環境にしておきたいですね。
画像:Amazon
ミナミヌマエビの寿命と飼い方
写真:karimeroミナミヌマエビの寿命
ミナミヌマエビ淡水エビで体長は2~3cmほど、体が大きい個体はメスであることが多いようです。(メスは尻尾の裏のひだがオスより長いそうです)
自然界のミナミヌマエビは、春に誕生して、翌年の春に産卵、その年の夏の暑さで死んでしまうことが多いので、およそ1年半ほどの寿命といわれています。
水質と水温を一定に保たれた室内の飼育環境であれば、2~3年、生きることがあるそうです。
ミナミヌマエビの飼い方
ミナミヌマエビは雑食性ですが、おとなしい性質で、メダカとの混泳に向いています。
水温の適応範囲も5℃~28℃とメダカの適応範囲とも重なる部分があります。
ただ、高温水や、水質、ストレスに敏感なところもあります。
ミナミヌマエビの飼い方で気をつけたいチェックポイントは6つ。
① 水質 pH6.5~pH7.0(弱酸性~中性)
(飼育容器まわりでの虫除けスプレーや消臭剤の使用はNG)
② 水温 5℃くらいまでの低温には強いが28℃を越える高温には弱い。
③ 環境 急激な環境の変化に弱い。びっくりして死ぬこともあり。水合わせ重要
(急な水温の上昇、pHショック、輸送などの振動、大きな魚に追われるなど)
④ 酸素不足 過密飼育などでは、酸素不足になり、弱ってしまう。
(大きめの飼育容器を準備する、またはエアレーションを使うなど酸素の供給をする)
⑤ 水草 無農薬の水草を用意
(輸入物の水草は農薬を使用していることが多いので注意)
⑥ 餌 顆粒タイプの沈降性のある餌を1日1回2時間以内で食べきる程度
(コケや生体の餌の残りを食べたりするのでほとんど餌は不要なくらい。与えすぎに注意)
ミナミヌマエビの餌については、ちょっと面白いシーンがあったので添付します↓
たまたま見かけたので、スマホで撮影しました。
ミナミヌマエビが、水面に浮くメダカの餌を食べている様子です。
水草や、浮草を使って上手に、ちゃっかりメダカの餌を食べています。
これに気づかずに更にエビ用の餌を与えると、食べ残しが多くなり、水質が悪くなってしまいますね。
水草や浮草のあるなし、飼育している個体数などによって、餌の与える量は違ってくると思います。
飼育を始めてしばらくは、餌を与えてからどのくらいで食べきってしまうか、観察し把握しておくと安心ですね。
ヒメタニシの寿命と飼い方
写真:karimeroヒメタニシの寿命
蓮の鉢の側面の苔を、ハムハムと食べ進むヒメタニシ。
ゆっくりゆっくり動く様子に何だか癒されます(^^♪
ヒメタニシは淡水域に生息する巻貝の仲間です。
一般的なヒメタニシの寿命は2~4年といわれています。
水草への食害はなく、濾過接触で水質浄化作用があり、卵胎生で、飼育容器の側面に卵を産みつけるようなこともないので、アクアリウムのお掃除生体として人気があるようです。
水草をかじって傷つけることなく、飼育水のプランクトンや有機物を吸い込んで濾過してくれる、さらにコケ取りまでしてくれて、手がかからずに飼育できるなんて、PRヒメタニシはなんて優秀な水槽のパートナーなんでしょう(^^♪
ヒメタニシの飼い方
ヒメタニシの触覚、かわいいですね。
左右両方ともまっすぐのびているのがメスで、右の触覚がくるんと曲がっているのがオスなんだそうです。
(上記の写真のヒメタニシは右の触覚が曲がっていますね、オスでしょうか)
繁殖させたい方は、オス・メス両方いるか、触覚でチェックしてみてるといいですね。
ヒメタニシの水温の適用範囲は5℃~28℃とミナミヌマエビと同じくらいです。
水質にも耐性があり、弱酸性から弱アルカリ性までと幅が広いです。
コケや底に沈んだ人工飼料を食べてくれる雑食性です。
(岩や側面のコケがきれいになっているときは餌が足りないかもしれないので、その場合は様子を見ながら、メダカの稚魚用の人工飼料を少し与えるといいそうです)
飼育環境における適応性の幅があり、育てやすいのですが、ひとつだけ注意点があります。
それは、高水温です。
30℃以上の高水温は要注意です。
夏の炎天下など水温が上がりそうな場合は、すだれや囲い、足し水などで、水温調節が大事になりますね。
飼育水 の中に含まれる酸素が不足すると、ヒメタニシは水面に顔を出して呼吸するそうです。
また、水質が悪化している場合は、蓋を閉じて、活動を休止するそうです。
ヒメタニシが水面から顔を出しているときや、底で蓋を閉じているときは、要注意ですね。
ヒメタニシからの水換えの合図、見逃さないようにしたいです(^^♪
はじめてのビオトープ・メダカのまとめ
写真:karimero
ご縁があって、メダカをおむかえしました。
はじめてのビオトープ。
底床の赤玉土や、水草、蓮の鉢の用意。
水道水のカルキを抜いて、飼育水を準備。
水質浄化とメダカのお友達(混泳)にと先に、ミナミヌマエビとヒメタニシをおむかえ。
最後に、メダカのおむかえ。
今現在、そしてメダカをビオトープにおむかえしてから2か月がたちました。
(2023年10月現在)
餌は1日1回。飼育水は様子を見ながら時々、足し水や水替えをしています。
途中、ミナミヌマエビが1匹だけ赤くなっていて、びっくりしたりしてネットで検索したりと、想定外のこともありました。
1株だったホテイアオイが3株に増え、水草のマツモが伸びすぎてメダカの泳ぐスペースが狭くなったので、アクアリウム用のピンセットとハサミでカットして手入れしたり、クリーナースポイドで底に溜まったフンや汚れを吸い取ったり。
(ビオトープって始めて見ると奥が深いですね)
ノラ猫や、カラス、ヤゴなどからメダカを守るため、飼育容器に蓋をするために、金網も用意しました。
今のところ、メダカもミナミヌマエビもヒメタニシも元気に活動しています。
ヒメタニシにはあかちゃんが生まれ、メダカはひとまわりほど大きく成長し、餌の時には集まってくるようになりました(^^♪
底床や水草で環境を作って、餌の与えすぎに注意して、汚れを時々クリーナースポイドで吸い取って、足し水することで、ポンプなしでもビオトープでメダカを飼育できることがわかりました。(直径43.5cmの鉢に8匹のメダカとミナミヌマエビとヒメタニシが10匹ずつ混泳状態)
しかも、意外と手軽な作業で、少しの時間で簡単にできるのは、嬉しい想定外でした(^^♪
水草(マツモ)の呼吸から生まれる小さなアブクの美しさにちょっと見とれたり、メダカやミナミヌマエビ、ヒメタニシなどの小さな生き物たちの姿に、癒されたりしています。
玄関先に設置した小さなビオトープがこんなに毎日の楽しみや癒しになるとは思っていませんでした。
お庭の隅や、ベランダに30cmから40cm四方の、スペースあるよという方、ビオトープ作ってみませんか。
結構癒されますよ(^^♪
今回のカリメロ帖は、karimeroばぁばのはじめてのビオトープにメダカをおむかえした様子をまとめてみました。
これからビオトープをはじめたいと思っている方や、メダカを飼ってみたいと思っている方々の参考になったら嬉しいです。
あなたの「楽しい」が増えますように(^^♪
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事の中の一行でも、ほほえみのタネになれば幸いです。
カリメロ帖へのまたのお立ち寄りお待ちしております。
皆様の明日が平和でありますように。
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