2022年3月9日水曜日

夫のイライラ・もしかして男性更年期障害?【チョイス@病気になったとき】視聴メモより

 夫のイライラ・もしかして男性更年期障害?

画像:karimero
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ところで、「温和な人だと思ってたけど、何だか最近、イライラしてるなぁ」「怒りっぽくなった気がする」と、夫の変化を感じることはありませんか?

これって、もしかすると、男性更年期障害

なぜ、男性更年期障害を発症するのか、どんな症状があるのか、家族はどんなサポートができるのか、「チョイス@病気になったとき」の番組からメモした情報を、備忘録を兼ねて、まとめてみました。

今回のカリメロ帖は、「チョイス@病気になったとき」NHK・Eテレ(2022年3月5日放送分)の番組を視聴した際のメモより、男性更年期障害について、ご紹介します。
記事の後半には、男性更年期障害に関する書籍も紹介しています。

記事参考にした番組↓
「チョイス@病気になったとき」NHK・Eテレ(2022年3月5日放送分)



男性更年期障害の原因は?

画像:karimero

更年期障害と言えば、40代半ばから、閉経に伴って、急速に減少する女性ホルモンの影響で起きる女性特有の不調というイメージが強いですね。

ところが、今まではゆるやかに減っていくと思われていた男性ホルモン(テストステロン)が、現代では、何かをきっかけに、急激に減少して、男性更年期障害を発症することがわかってきたといいます。

つまり、女性が女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少で更年期障害を発症するように、男性も男性ホルモン(テストステロン)の急激な減少で更年期障害を発症する、ということですね。

そして、男性更年期障害は、コロナ禍で更に増えたともいわれています。
現代では、40代50代の男性の約1割が、男性更年期障害を経験しているそうです。


男性更年期障害はどんな人が発症しやすい?

男性更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)の減少で発症することがわかりました。

では、どんな人が男性更年期障害を発症しやすいのでしょうか?
「チョイス@病気になったとき」の番組の解説をされた、順天堂大学教授:堀江重郎氏によるとチェックポイントは2つ。
  • 強いストレスを受けた人(職場環境が変わったなど)
  • 以前より太った人(体重が増えた、服のサイズがアップしたなど)
ストレスは男性ホルモン(テストステロン)の分泌を減少させ、肥満もコルチゾームの発生が男性ホルモン(テストステロン)の分泌を抑制、結果、男性ホルモン(テストステロン)が減少するということです。


男性の更年期障害についての解説と自己チェックできるAMSスコアの確認はこちらでも↓

男性ホルモン(テストステロン)とは?

男性ホルモン(テストステロン)とは、男性の性腺ホルモンで、精巣で分泌されているホルモンです。

その働きとしては以下のような働きがあるそうです。
  • 筋肉・骨・血液を作る
  • 内臓脂肪を減らす
  • 性機能を高める
  • やる気や判断力を高める
  • 自律神経を整える

男性更年期障害の症状

男性ホルモン(テストステロン)は、体の体温調節をつかさどる脳の視床下部にも働きかけるので、減少すると、体温調節が乱れて、多汗ほてりの原因となると考えられているといわれています。

男性ホルモン(テストステロン)の減少による男性更年期障害の、身体的な症状は他にも、以下のような症状があるそうです。

  • 肉体的な疲れ
  • 頻尿
  • 筋力低下
  • 関節痛や筋肉痛
  • 性機能の低下
男性更年期障害の精神的な症状

男性ホルモン(テストステロン)は、感情のコントロールにも作用しているホルモンで、
減少して、不足すると、感情が暴走することもあるといわれています。
  • イライラ
  • 気分の落ち込み
  • 記憶力の低下
  • 集中力の低下
  • 不眠

うつと更年期障害の違い

更年期障害による症状の中には、うつの症状とよく似ているものもあります。
では、うつと更年期障害では、どこが違うのでしょうか。

堀江重郎教授の解説では、不調があって以前より太った、または、心療内科の処方薬を飲んでもあまり効果が感じられないという方は、更年期障害の可能性もあるということでした。

簡単にいうと、以前より痩せた場合はうつ、以前より太った場合は更年期障害というような違いがあるそうです。

男性更年期障害はどこに相談すればいい?

「最近、夫がイライラしている。どうしたのかしら」「よく寝るれなかったのか、朝がつらそう」と夫の不調に気づいても、どこに相談したらよいか、ちょっと迷ってしまいますね。

そんな時は、

  • 泌尿器科
  • 男性更年期外来
  • メンズクリニック
以上の診療科のある医療機関で受診し、相談されてはいかがでしょう。

検査の結果によって、テストステロン補充注射、テストステロンの塗り薬、漢方薬、栄養バランスの改善指導など、症状に合わせた治療法があり、改善に向けての対策が複数あるという、情報を得るだけでも、少しほっとしますね。

自分でできる男性更年期障害の簡単予防法

自分でできる、男性更年期障害の簡単な予防法として、一番よいのは「運動」だそうです。
できれば、少し息が上がる程度の筋トレやウォーキングを30分から40分、周3日ほどのペースで習慣化するとよいようです。

運動や筋トレをすることで、筋肉が刺激され、テストステロンが増加、また筋肉が作られることで更に、テストステロンの分泌される場所が増えるといいます。

ただ、人との会話ができないほどの激しい運動や、翌日に筋肉痛が残るような筋トレは、逆に、テストステロンが減少するといいます。

5分からでも、「運動」や「筋トレ」をやり続けることが大事なのだそうです。

両肘を後ろに引いて胸を張るポーズ(オードリーの春日さんがよくやってるポーズ)は、テストステロンがたくさん分泌されるそうです。このポーズからなら、簡単に始められますね。
このほか、簡単にできる筋トレとして
壁を使ったスクワット    1セット10回椅子を使った脚上げ腹筋   1セット10回床を使った膝プランク    1セット20秒
以上の筋トレ方法が紹介されていました。
「運動」のほかに、「推し活」もテストステロンのアップにとてもよいそうです。

家族でできる男性更年期障害予防の簡単サポート

テストステロンの簡単アップ術は筋トレの他にも、「ほめる」ことや、たんぱく質や亜鉛を意識して、バランスよく栄養をとることもポイントだそうです。
玉ねぎや、ねばねば系の食品(納豆、オクラ、山芋など)も、テストステロンをアップして男性更年期障害の予防にはよいそうです。


「お父さん、かっこいい」「ありがとう、あなた」「助かったー、さすがね」こんな「ほめる」言葉がけは、家族だからこそできるサポートですね。


男性ホルモン(テストステロン)は女性にも重要

意外なことに、女性にも男性ホルモン(テストステロン)の分泌はあるそうです。
しかも、閉経後はこの男性ホルモン(テストステロン)が、女性のやる気をアップさせてくれる重要な働きをしてくれるというのです。

男性ホルモン(テストステロン)は、「前向きホルモン」として、女性にも重要なホルモンなのだそうです。

夫の男性更年期障害の予防のためにも、妻の閉経後の人生の第2ステージの活躍のためにも、男性ホルモン(テストステロン)は大事ですね。

ぜひ夫婦でしっかりバランスの良い栄養を意識して、運動や筋トレの習慣を継続させたいものですね。










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今回もカリメロ帖、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事の中の、1行でも、あなたのほほえみのタネになれば、幸いです。
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