十五夜2018熊本~綱引き相撲南九州龍神祭り由来の風習~
画像:karimero
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2018年は9月24日の本日が十五夜です。
karimeroばぁばは関西から九州に嫁いできて、初めて知った季節行事のひとつに、十五夜の綱引きと相撲の風習があります。
嫁ぐ前まで、十五夜と言えば、旧暦の8月15日前後(新暦の9月15日前後)の満月の夜に、神様の依代となる薄や、豊穣への感謝と豊作の祈願のために、お餅と里芋の煮物などをお供えして家族や知人と月を愛でるお祭りというイメージでした。
宮崎、鹿児島、熊本などの南九州では、龍神祭りに由来する、十五夜のお祭りの風習が今も多く残っていて、十五夜ではお月見だけでなく、村での綱引きや相撲も行われるところがあります。
十三夜にお迎えした龍神を十五夜にお見送りするお祭りですが、大まかなお祭りの流れとしては、村の祭りとして、龍(蛇)を表現した綱を作り、綱引きをし、その綱で土俵を作り相撲をとり、最後に綱を川に流すというものです。
脱皮を繰り返す蛇と、満月と新月を繰り返す月、どちらも「死」と「再生」を繰り返している、不老不死のイメージから、不老長寿への祈願へと繋がっていったようです。
相撲の四股も土中の邪気を払うことから、お祓いの儀式として綱引き同様に伝承されてきたといわれています。
月うさぎは異国の神話!ついているのは餅じゃない?
画像:karimero
karimeroばぁばが子どもの頃(そう、ばぁばにも子どもの頃があったのです)、曾祖母からよく聞かされました。
「月をよう見てみ。うさぎさんがおるやろ」(月をよく見てごらん。うさぎさんがいるでしょ)
ある日、図書館の片隅で異国(インド)の神話の本を読んでびっくりしました。
月のうさぎの話はジャータカ神話というインドの神話に由来していたのです。
あらすじだけご紹介します。
昔、きつねと、さると、うさぎが住んでいました。
3匹は前世の行いが悪かったので獣に生まれたのではないか、現世で人の役に立つ善い行いをすれば、来世で人間に生まれ変われるかもしれない、よい行いをしようと話し合いました。
そんなある日、3匹はおなかをすかせた老人と出会いました。
きつねは魚を獲ってきました。
さるは木の実を採ってきました。
うさぎはなにも手にすることができませんでした。
何もあげることができないと思ったうさぎは、老人に「私を食べてください」と、火の中に入って死んでしまったのです。
老人は、実は帝釈天という神で、うさぎの美しい心に打たれた帝釈天は、「その姿を月にのこしてあげよう」とうさぎの亡骸を月に送ったと言われています。
月うさぎが月でついているのは、中国のお話では、薬だったといわれています。
それが、日本に伝わった時に餅になったといわれています。
ひにとびこんだうさぎ
画像:Amazon
2019年の十五夜は?
写真:karimero
2018年の十五夜は9月24日でしたが、では2019年の十五夜はいつでしょう?
2019年は9月13日、東京オリンピックの開催年の2020年は10月1日、そして2021年9月21日の十五夜はちょうど満月と十五夜が重なるようです。
スーパームーン繋がりで!
写真:karimero
画家:小林 克氏のイラストが素敵な「いのちのなまえ」のCDジャケットに面白い題名の曲が記載されています。
2015年のスーパームーンはまだ記憶に新しいところです。
翌年に熊本があれほどの震災に見舞われるとは思いませんでした。
そして、2018年今度は北海道での震災。
2018年の熊本の夜空は厚い雲に覆われて月は見えていませんが、雲の上の十五夜に祈ります。
もう、大きな自然災害で、これ以上の被害が出ませんように。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
明日もよい一日となりますように。
またのお立ち寄りをお待ちしております。
2022年9月10日十五夜に追記
新型コロナ感染症の終息と、平和を祈って。
十五夜の月に供えます。
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