ほっとたいむ～もう一度行ってみたい江津湖公園～

ほっとたいむ～もう一度行ってみたい江津湖公園～

写真：karimero

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数年前の夏の話になりますが、熊本県にある江津湖公園の湖面に鳰（にお）の浮巣を見つけました。

鳰は、かいつぶりとも呼ばれる小さな水鳥で、図鑑などでは見たことがありましたが、本物の鳰とその浮巣を見たのは、その時が初めてでした。

ちょうど同じ頃、じぃじからデジカメなる文明の力（りき）を与えられ、もう、夢中で写真を撮りました。

フィルム代や現像代がかからないことで、気楽に、写真を楽しめるようになりました。

野鳥のほっとたいむを邪魔しない.望遠レンズが大活躍

写真：karimero

夫婦で交代で巣の補強をしたり、懸命に卵を温めたりしている鳰の邪魔をしないよう、そーっと撮影するために、初めて望遠レンズを使いました。

思わぬ出会い～飛ぶ宝石～

写真：karimero

「ピピピピピ！」という声に振り向いて撮れたのは、翡翠（かわせみ）の姿でした。

写真：karimero

カンナの花にとまっても、花がちっとも揺らぎませんでした。

何という身軽さでしょう。

三脚を使うと、手ぶれ防止になるのですが、江津湖公園は元々市民の方々の憩いの場所ですので、公園の利用者の方々のお邪魔にならないよう、そっと撮影しました。

こんな時は小型のデジカメがほしくなります。

「ギー」と鳴くあなたはだあれ？

写真：karimero

翡翠の美しさの余韻に浸りながら歩いていると、「ギー！」という声。

湖面からではなく、林から聞こえます。

私karimeroばぁばは極度の近眼で、距離があると視界は全てぼやけてしまいます。
鳥の姿らしきものは確認できませんでした。

変わった声だけれど、鳥の声には間違いなさそうです。

あきらめて、通り過ぎようとすると、またしても「ギー！」と声がします。
そこで、試しに声のした方にカメラを向け、取り敢えずシャッターを切ってみました。

撮れた写真を拡大して、びっくりしました。
コゲラでした。

図鑑では見たことはあるけれど、声を聞いたのは初めてで、愛らしい姿と声のギャップにもびっくりしました。

せせらぎに心洗われて

写真：karimero

せせらぎに耳を澄ますと、湖面の清々しい風に包まれ、まるで心も体も丸洗いしてもらっているようです。

野に咲く花のように～心の中で歌いながら～

写真：karimero

足元に咲く花々を見ていると、ふと、ダ・カーポの「野に咲く花のように」を思い出しました。

写真：karimero

こっそり心の中で歌いながら、散策していると、ゆっくり心が充電されていくようでした。

写真：karimero

1万発の花火に祈りを込めて

２０１６年の熊本地震では、そんな癒しの公園も被害を受けました。
あれから、復興に向けて、2年の月日が過ぎました。

今年2018年は西日本の豪雨災害をはじめ、各地で自然災害が多く発生しました。
まだまだ復興途中の熊本からではありますが、各地で被災された方々に、一日でも早く「日常」が戻ってくることをお祈りします。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日もよい一日となりますように。
またのお立ち寄りをお待ちしております。